リハビリテーション

リハビリテーション

理学療法

理学療法

理学療法部門では、骨・関節の状態を評価し、安全に配慮したうえで、関節可動域運動、座位・立位トレーニングなどの様々な運動療法を通して自発的な運動を促し、患者さんの可能性を引き出すように努めています。
頭部外傷後遷延性意識障害の回復は長期間経過した後に現れる事もあるため、継続的介入を原則とし、患者さんの潜在力を見逃さないように努めています。
当療護センターの神経構造学的・神経生理学的検査の結果を基に、治療的電気刺激療法などを通じて意識障害の改善を促しつつ、活動性の低下した身体の廃用を予防するようにアプローチしております。

作業療法

作業療法

作業療法部門では、患者さんの状態に応じ、さまざまな作業活動(アクティビティ)を通じて、日常生活を主体的に送れるよう援助すると共に、身体機能の維持・向上を促す治療・指導を行っています。
生活に必要な動作の練習や食事・行為・整容・排泄・入浴などの動作の練習、遊び・ゲーム・音楽活動を通して対人関係・役割遂行能力、表現能力、協調性・社会性の向上と精神的な安定を目指しアクティビティを提供していきます。
介入にあたっては、患者さんやご家族の意思を尊重すること、同じ視点で理解しあえるようにコミュニケーションを図ることを重視し進めております。

言語聴覚療法

作業療法

言語聴覚療法部門では、主に言語障害や摂食・嚥下障害、高次脳機能障害等に対して、検査、評価、リハビリテーションを行っています。
高解像度MRI等の各種検査所見を参考にしながら患者さんの状態を評価し、患者さんの状態に合わせてリハビリテーションを実施しています。
特に摂食・嚥下障害に対するリハビリテーションのニーズは高く、遷延性意識障害の患者さんの可能性を見逃さず、安全性に十分配慮したうえで、看護師と共に摂食へチャレンジして行くように努めております。